成長曲線での低身長疾患の基準

 

成長曲線をグラフ化することは低身長症などの疾患をみつけることができる方法のひとつです。成長曲線は生まれてからし思春期を過ぎ成長が止まるまで、身長などがどのように増えていくかを個々の身長、体重の伸び方、増え方を研究する中で始まったことです。昭和40年頃から本格的に厚生省が取り組み、現在は母子健康手帳に記載されているものです。

 

成長曲線は成長異常の早期発見や早期治療につながり、その時点まで成長が適正であることの保証ができます。成長異常は成長ホルモンや甲状腺ホルモン、脳腫瘍などの病気が原因の場合もあり、それらの早期発見が期待できます。

 

低身長基準は、身長が同年齢の子供の標準身長と比べて-2標準偏差を下回る場合を言います。低身長児の半数は一時的に低身長の状態になるのは突発性で病気ではなく治療の対象ではない場合がありますが、低身長の原因には染色体異常や脳腫瘍などの病気の可能性もあるため注意する必要はあります。低身長児は10〜15%が成長ホルモンの不足が原因となっています。医師の処方によって成長ホルモン製剤を毎日注射する治療が行なわれることがあります。

 

身長が同年齢の子供の平均身長と比較して、とても小さい場合、低身長症と言います。母子健康手帳に成長を書き込んでいく成長曲線に似た横断的標準身長・体重成長曲線があり、それぞれに身長と体重を記入し、低身長基準-2SD以下の所に値がある場合は低身長症が疑われます。低身長が引き起こす要因には、遺伝的な要因、思春期が普通よりも遅いための低身長症、成長彫るオンが足りない、女子特有の染色体異常、甲状腺ホルモンの異常などが考えられます。

 

学校の健康診断などで成長曲線を取り入れてることもありますが、子供の身長がとても低いと感じる場合には、かかりつけの小児科や低身長の専門医などに相談することも良い選択です。